実践問題9
興味深いことに、何億もの数のアリが一日中同じ通り道を行ったり来たりしているのを見るとしても、アリが一匹死んだりケガをしたりするような交通事故を目にすることはない。アリは規則正しく往復する技術を習得しているのだ。アリは移動する時に不注意だったり配慮が無かったりするようなことはないし、通り道で怒ったり叫んだりすることもなさそうである。この理由から、アリは人間とは違って、多分けんか好きの種ではないのだろう。
実践問題10
人の数は莫大になったが、我々はこの惑星の表面全体に均等に広がっているのではない。2009年現在で68億人いるが、それは1960年台からの倍増であり、わずか1世紀前の4倍である。その結果、地球上の益々多くの場所が、特に人々がより高い密度で定住し続ける海岸線沿いの都市が、きわめて過密になってきている。しかし、今日、人でいっぱいの年があるということは、国中には、また地球の反対側には、人影のない村や町があることを意味しうるのだ。